現代社会学科 お知らせ

2014年度「社会調査演習」報告書が完成しました。

2015/04/30

尚絅学院大学総合人間科学部現代社会学科では、名取市の協力のもと、毎年、本学の所在地である名取市住民の方々を対象とした地域調査を実施しています。2014年度の「社会調査演習」では、3つの課題に取り組みました。


ひとつめは、2012年度から継続して取り組んでいる「名取・旅おこし講」の取り組みです。昨年度に引き続き、明治大学生と協働で、仮設住宅・閖上さいかい市場をはじめとする方々の協力を得て、2014年11月と2015年2月に名取・閖上を訪問する2度のモデルツアーを実施し、名取・閖上の地域活性を試みました。
 
 
ふたつめは、名取市における復興の進捗状況を記録するために実施した名取市役所でのヒアリングです。2011年度の授業においても名取市の被災状況と復興過程に関するヒアリングを実施しましたが、震災から3年以上経った段階において、あらためてどの程度復興が進んでいるのかを明らかにするため、2011年度の調査と同様、グループごとに市役所の各担当課からお話を伺う同様の調査を実施しました。

名取市役所でのヒアリング

名取市役所でのヒアリング

みっつめは、2011年度から継続して実施している、名取市住民に対する質問紙調査です。2014年度は、名取市政策企画室ならびに選挙管理委員会の協力を得て、名取市民2,000人を対象としたランダム・サンプリングによる調査を実施することができました。被災から3年半以上を経過した後の、地域住民の震災に対する意識や復興感、生活の状況、あるいは名取市の地域活性に向けた手がかりについて、名取市民の現状を明らかにすることができました。


 
ここで、本演習に対しご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。


「旅おこし」活動にともに取り組んでいる明治大学の皆さん、モデルツアーにご協力いただいた美田園第一仮設住宅の皆さん、閖上の記憶、びすた〜り、閖上さいかい市場、(有)佐々木酒造、(株)ささ圭、岩沼屋、名取市役所、さらにはモデルツアーに参加された旅人の皆さん、そして何より、数多くの名取市・閖上地区に関連する方々にご協力いただきました。


名取市役所では政策企画課をはじめ、各部署の方々にお忙しい中お時間をいただき、名取市の復興の進捗状況についてレクチャーいただきました。名取市住民意識調査においては、700名の名取市地域住民の方々から回答をいただきました。ありがとうございました。

最後に、名取市では東日本大震災において甚大な被害を受け、いまだ復旧の途上にあります。被災された方々にあらためてお見舞いを申し上げますとともに、本調査報告書が今後の名取・閖上の復興と地域活性の一助となれば幸いです。
 
報告書はpdfファイルで、以下のリンクより閲覧・ダウンロード可能です。 (代表教員・内田龍史)

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