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【子ども学類】第47回子ども学類合唱コンクールが開催されました

2023/12/08

2023年12月2日(土)、第47回子ども学類合唱コンクールが開催されました。当日の様子についてお伝えいたします。


 子ども学類の伝統行事であった「合唱コンクール」は、コロナ禍の影響により、その長い歴史は止むなく中断されることになりました。今年度は、4年振りの開催となりましたが、4年というブランクは、「子ども学類全学生、誰も経験をしたことのない合唱コンクール」という状況を作り出し、ある意味、一からのスタートとなりました。

 我々教員も、なんとか学生たちに理解してもらおうと、合唱コンクールの素晴らしさについて話をしたり、過去のコンクール動画を視聴してしてもらったりしましたが、前向きに参加できない学生たちも多数いました。子ども学類では、合唱コンクールは必修参加とはしていません。それは、単位が関わる授業ではなく、学生みんなで作り上げる行事であること、そして何よりも学生たちの主体性を育むことを目的としているからです。クラスの中でも、やる気のある学生、そうではない学生が存在し、取りまとめ役の実行委員の学生たちは、非常に苦労したと思います。

 そんな、学生も教員も不安を抱えたまま迎えた合唱コンクール当日。礼拝堂には、たくさんの学生たちが集まりました。これまで、忙しい学生生活の中、みなで時間を調整しながら集まり、練習を重ね、真剣に、そして楽しみながら合唱に取り組む学生たちの姿は、本当に素晴らしいものでした。学生一人ひとりが喜びで満ち溢れ、輝いて見えたのは私だけではなかったと思います。初めて合唱コンクールに参加した教員からは、感動で涙が溢れたとお話いただきました。

 4年間で失ったものは、また4年以上の時間をかけて取り戻していくしか方法はありません。しかし、合唱コンクール終了後に学生たちに書いてもらった感想からは、合唱コンクールが想像以上に素晴らしいものであったこと、次年度に向けてさらに頑張りたいこと等、前向きな感想がたくさん見られました。

 次年度は、今年以上に多くの学生達が参加をしてくれることを願い、今後も永続的に、子ども学類の伝統行事として「合唱コンクール」を継続開催していきたいと考えています。

(文責:学類長 相馬 亮)

[学生たちのキラキラとした表情が素晴らしいです]

[学生たちのキラキラとした表情が素晴らしいです]

【学生感想】
 学生生活最後にして、初めて臨んだ子ども学類伝統の合唱コンクール。先輩方がつないできた歴史ある行事とは言えど、コロナウイルスの影響から毎年中止となり、一度も経験したことがなかったため、はじめは全体のモチベーションや熱量は正直低く、なかなか練習が進まず、大変苦労しました。
 しかし、学生生活最後の行事を充実させたい、これまでの歴史を後世につないでいきたい、と言う思いのもと、集まった仲間で一丸となり、アイディアを出し合いながら少しずつ形にしてきました。限られた時間、人数で練習し、形にすることは容易ではありませんでしたが、その過程があったことで、クラスの団結力と絆が深まり、互いを思い合いながら本番で合唱を披露することができました。会場のどよめきや大きな拍手は、これまでの練習や苦労の成果であったのではと感じ、非常に嬉しく思いました。
 多くの試練がありましたが、合唱コンクールに参加して本当に良かったと心から思います。ぜひ、来年再来年と後輩たちがこの伝統行事をつないでいき、合唱コンクールの歴史をさらに深めて欲しいと願います。

[子ども学類らしく、衣装にも工夫を凝らしています]

[子ども学類らしく、衣装にも工夫を凝らしています]

【学生感想】
 人が集まらない中で練習を始め、どうなるのか不安でしたが、本番は完成度に関係なく達成感を感じることができました。私自身、サークルや部活に所属していないことから、大人数で活動することや、ひとつの目標に向かってみんなで活動する経験がありませんでした。
 しかし、今回の合唱コンクールでは、クラスで協力して行事に取り組むことで、達成感を感じ、素晴らしい経験になりました。また、他のクラスの演奏を聞き、アレンジしている箇所があったり、人数が少ないクラスでも頑張ろうという気持ちが伝わったりして、心から感動した時間となりました。歌うことが好きか嫌いかではなく、みんなで参加することの大切さを感じることができました。私が保育者になった時、子どもたちに音楽の楽しさや素晴らしさを伝えていきたいと感じました。

[教員たちも合唱を披露し、共に盛り上げました]

[教員たちも合唱を披露し、共に盛り上げました]

【学生感想】
 大学3年生にして、初めて尚絅学院大学子ども学類伝統行事である、合唱コンクールに参加できたことを嬉しく思います。
 コロナ禍により、人と人との繋がりを制限される期間が長く続きました。それを乗り越えた私たちだからこそ、みんなでひとつものを作りあげ、友人と共に過ごすことのできる時間の尊さを感じながら、今回の合唱コンクールに参加することができたのだと思います。
 どのクラスの合唱も、これまでの練習の様子や本番までの努力が感じられました。尚絅学院大学の子ども学類で良かったと思える合唱コンクールでした。来年の合唱コンクールも今からとても楽しみです。

[会場全体の様子]

[会場全体の様子]

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