羊雲抄 vol. 2 (もっともシュールでサイケな蝶の幼虫=アオバセセリ)
2020/10/10
アオバセセリ(Choaspes benjaminii) せせりちょう科
夏も終わりにさしかかった頃、宮城県レッドデータブック掲載種のアオバセセリらしい飛翔体を発見。残念ながら、撮影はできませんでした。
アオバセセリ自作のシュラフ(2020/9/24)
しばらく時は経過し、同蝶の食草であるアワブキ(Meliosma myriantha・あわぶき科)の葉の上に、あのシュールでサイケデリックな姿を発見しました。もりもり葉を食べています。この派手さは、有毒(実は無毒)を出張して鳥などの捕食から逃れるためでしょう。
一心不乱にもりもり食事中(2020/9/15)
しかし、普段は自ら葉で作った寝袋の中に引きこもっているので、なかなかその全身を見ることはありません。
食事がすむと、すぐに居心地よい寝袋の中へ('20/9/15)
今年は、同じくアワブキを食草とするスミナガシ(Dichorragia nesimachus・たてはちょう科)の成虫も確認しています。こちらの幼虫は探索中。
顔だけは出しておきましょう(2020/9/24)