尚絅学院大学

台湾短期留学プログラム 参加者レポート

【国際交流】台湾 弘光科技大学 サマープログラム報告 ☆11日目~13日目☆

2016/10/05

弘光科技大学(台湾)で行われたサマープログラムの報告ブログの第4弾!日々の研修や台湾文化・観光地の様子、異文化交流での気づきなどが盛りだくさんの報告です。今回は、11日目から13日目までの様子を報告します。

■11日目:8月17日

  今日の中国語の授業では、季節や天候、色の言い方について学びました。国によって気候が異なるため、好きな季節や天気が異なり、文化や土地の違いを感じました。また、伝言ゲームをしながら「好きな色は~、嫌いな天気は~」などの言い方を学びました。

  午後は、指輪作りを体験しました。バーナーで金属を熱し、ローラーで伸ばすという作業を繰り返します。金づちや、木槌を使い、形を整え、指のサイズにあわせて形を作りました。その作業中に感じたカルチャーショックがあり、少し苦労しました。
  作業器具が限られており、並んで待っていたのですが、並んでいることを気にされず順番を抜かされる、という場面がたくさんありました。日本人の謙虚さが裏目にでてしまい、タイやベトナムの学生が3つ、4つと作っている間に、私たちはやっと1つ作ることができました。作業に手こずっていると、台湾の学生が手助けしてくれました。このようなシチュエーションでお国柄が現れるんだなぁと感じました。

  今日の夕食は、台湾の学生が日本食のレストランにつれていってくれる予定でしたが、まさかの大雨により中止になってしました。しかし、ある二人の台湾の学生がそのお店の日本食をテイクアウトしてきてくれました。そして一緒に夕飯を食べ、日本の食文化について会話を楽しむことができました。台湾の学生の親切が身にしみ、私たちも何らかの形で恩返しできたらなと、思いました。残りの日数も少なくなって来ましたが、しっかりと学んでいきたいと思います。(N.S)


■12日目:8月18日

  午前中の中国語の授業では、これまでの復習に比べ新しく日時・時間を習いました。似たような発音の単語があり、自分が言いたい言葉と相手が聞き取ってくれる言葉が違っているという場面に何度も遭遇しました。月曜日から日曜日までのスケジュール表を各自で作成に、「昨日は何をしたか、明日の午前中の予定は何か」などの文を練習しました。以前第二外国語で中国語を履修していた私ともう一人の参加者もこのような文は習ったことがなかったので、やや苦労しました。

  午後はスケジュールには「Bubble Tea DIY」としか書かれていなかったので、タピオカのみをつくるのかと思っていましたが、計5種類の飲み物とパンケーキをローテーションで作りました。時間の関係上、私たちは4つしか作れませんでした。
  私たちにとっては料理をすることが日常的ですが、台湾の学生は料理が完成する度に驚いていて、珍しい様子でした。おそらく、料理をする習慣が無いからかなと思います。しかし、毎晩外食で済ますというわけではないとは思うので、食文化についてもっと勉強する必要があると感じました。

   夜ご飯はルームメイトの一人が日本でいう“ちまき”(彼女はライスダンプリンと言っていました)を買ってきてくれました。台湾は甘いものを好んで食べるので、ちまきに蜂蜜をつけて食べるのがスタンダードだと教えられました。ご飯に蜂蜜というなんとも不思議な組み合わせにとても驚きました。(K.S)


■13日目:8月19日

  中国語の授業は今日で最後となりました。最初に空港や出発時に必要なワードを学び、その後は友人や親しい人に向けエアメールを書きました。これまで習った中国語を交えながら書いたエアメールは感慨深いものでした。後半は学生同士でメッセージを書いたり写真を撮りながら交流を深めました。

  午後はFarewell partyで修了式が行われました。一人一人に修了証書が渡され、その後は各国の代表がサマープログラムの感想を発表しました。どの国も通じていたのが「忘れられない思い出になった」、「バディや留学生との交流がいい経験になった」と話していました。タイの学生はみんなで歌を歌いながらムービーを流し、楽しくも感極まった時間でした。また、台湾の学生が制作した14日間のまとめムービーでは皆泣いて笑っての繰り返しでした。14時半で終了したものの16時を過ぎても学生間での交流は途絶えることはありませんでした。

   夕方は昨日に続いて東海に行き、念願のマンゴーかき氷と、ラーメンを食べました。台湾マンゴーはとても甘くジューシーで、お手頃なのに美味しいことに感激しました。ラーメンは台湾のバディが紹介してくれた隠れ家のような雰囲気のラーメン屋さんに行きました。ビックサイズながら日本円で500円ちょっとというのが驚きです(自家製麺で濃厚)。バディに日本での平均的な価格を伝えるととても驚いていました。

   帰ってからは近くの夜景スポットに案内してもらい、台中の夜景を堪能しました。ここ数日は天気が下り坂だったので、晴れやかな天気に感謝しながら残りの日数を惜しみ、眺めました。また、写真を撮ってくださった方が初対面ながら明るく親切で、人柄のあたたかさを感じました。

  今日で最後のバディもいたので、まもなく訪れる別れの実感が湧いた1日でした。文化の違いで困惑したときもありましたが、改めて、バディ、留学生全員含めて、このメンバーあってのプログラムだと思いました。残り1日、悔いのないように過ごしたいです。(K.S)


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