尚絅学院大学

アクティブラーニング研究・実践センター

課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学びをつくる

アクティブラーニング研究・実践センター長あいさつ

センター長 太田 健児
センター長 太田 健児

アクティブラーニング研究・実践センター(略称ALセンター)の活動が始まりました。すでに初等教育・中等教育では『学習指導要領』の改訂で、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(AL)や指導の方法の充実が規定されており、AL導入は常識となっています。これに連動して高校の進路指導では、大学教育の授業方法の善し悪しが大学選択の条件になっているとも指摘されています。

しかし最も大事なのは、尚絅学院大学の建学の精神を実現するために、大学教育の場で、より質の高い授業実践が必要だということでしょう。「大学教員の資質・能力向上」という厳めしいモードではなく、各教員が講義に関する悩みを一人で抱え込まず、胸襟を開き、お互いもっと気楽に教育研究を語り合い学び合う場を教員全員で作り上げていくことが最も大事ではないでしょうか?

「ディープAL」というキーワードが席巻しているように、どんな要素が揃えばアクティブになるのか?という問いがあちこちの大学から聞こえてきます。ALの理論は、J,デューイ(John Dewey,1859-1952)を土台とする経験主義教育理論・実践でおおむねフォローできるかとは思いますが、様々な意見があるのも事実です。

AL研究・実践センターは高校教育改革も視野に、ALをはじめとした本学の教育方法全般のさらなる向上、及びそのための教員の活動支援を目的としています。その実現のために1. 授業公開の促進など実践情報の収集及び公開の推進、2. 学外研究機関に関する情報提供、3. AL、教育の情報化対応など新たな技法に関する研究・情報収集及び学内への情報発信、4. 各種学内研究会等の企画・実施、5. その他の目的達成に必要な事項を柱としています。

AL研究・実践センターのスタッフはこども学科:前田有秀、健康栄養学科:岡崎有里、

表現文化学科:稲澤努とTAによって組織し、将来はアクティブラーニングの実践を通してスキルを取得する研修機能を備えた研究・実践センターを視野に取り組んでまいります。

2017年度の事業内容

1) 学内の各教員のAL実践情報の収集・保存・公開(学内教員)
  1. 各教員の授業を動画撮影し、授業分析をサポート
  2. 公開授業のサポート
  3. 撮影された実践例(DVD)の貸し出し
  4. AL研究会の開催(AL実践交流会)=公開授業後の検討会、動画を見ながらの研究会
  5. 『尚絅学院大学AL事例集』作成
2) AL理論の研究
  1. ALの定義の研究(AL成立条件=授業でどの要素が揃うとALになり、逆にALではない授業とはどういう授業を指すのかを研究)
  2. シラバス案・指導案(授業構成案)の作成基準の作成
  3. 教育評価の研究・実践(ルーブリック作成)
  4. hidden curriculum を含めた大学教育全体の分析
  5. AL最前線の把握(学外からの講師招聘、各種研究会参加、先進校との交流、AL用教育機器・設備・環境を含む教育工学上の研究、AL研究書の収集と研究)

人間心理学科3年生「人間心理学専門演習」(太田ゼミ)「 蒐集、仕分け作業から見えてくる研究テーマ~文献探索・整理術編」