大学・大学院

【大学】人間心理学科

高校生のための“人間心理”入門講座

「人間を知る」ことは、人が生きていく上で必要不可欠
人と人との関わりについて考えてみよう

人は生まれた時から死ぬまで、他人と関わりながら生きていかなければなりません。自分は孤独だと感じ、実際に一人でいる時も、心の中では必ず誰かと一緒にいると言えるのです。こうした避けることのできない他者との関わりの中で、人は幸せになったり、腹を立てたり、落ち込んだりなど、さまざまな体験をして成長していきます。恋愛から闘争に至るまで、人と人との関わりには、どのような意味があり、また、そこにはどのような法則性があるのでしょう。日ごろから自分の身の回りで起きていることを、もう少し学問的な視点から学んでみましょう。そうすれば、同じような状況・光景でも、これまでと違って見えてくるかもしれません。

書籍
人と社会との関わりについて見てみよう

個人としての心理学にとどまらず、社会的な視点を加えて人をどう見るか、人と人との関わりを見ていく。それが社会心理学です。特に人と人とのコミュニケーションを重視しますが、それは言葉だけでなく言葉によらないものも含んでいます。例えば、2011年3月に東日本大震災が起きて、約25万人が避難しました。避難所では見知らぬ人と一緒に暮らすことになります。そうするといろいろな問題が出てきます。挨拶をした方がいいのか。敬語を使った方がいいのか。食事はどのようにして誰からもらったらいいのか。それまでは何気なく生活していて、深くは考えなかったことが気になってきます。言い古された言葉ですが「人は一人で生きているのではない」のです。

「学び」とは何だろう

人は生まれたままではなく、成長する中で“変化”していきます。その“変化”を起こす一因に「学び」があります。「学び」という用語は昔からあったわけではなく、それまでは「学ぶ」(能動態)、「学ばせる」(学習者側にとっては受動態)という言い方が一般的でした。では、なぜ「学び」なのでしょうか?人間が知的・感性的・道徳的・肉体的に“ある方向”に“変化”していくことを総称して「人間形成」と言います。“ある方向”は大人が議論して決めることです。しかし、“変化”する主人公は私たち一人ひとりです。けれども、赤ちゃんや子どもや生徒が全て自力で“変化”することはできません。親や教師や友人、社会環境、自然環境・情報などに取り囲まれ、相互に影響しあい“変化”していきます。受動的で能動的でもあるこの人間形成のプロセスを「学び」という用語は実に見事に表現しているのです。

授業風景

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