尚絅学院大学

人間心理学科 お知らせ

オープンキャンパスの感想 「犯罪心理学入門」 [人間心理学科 川端壮康]

2015/08/04

 去る7月25日(土)、オープンキャンパスの体験講義の一つとして、「犯罪心理学入門」の講義を行いました。ありがたいことに、興味を持ってくださる方が多かったようで、70名を超える参加者を得て、無事に終了することができました。

 内容としては、まずは導入として、何となくドラマやマスメディアなどで耳にしたりするようになった「犯罪心理学」という学問が、実際はどういうことを研究しているのかを説明しました。すなわち、犯罪心理学には、犯罪の原因を探るものから、捜査や裁判、防犯環境に関わるものまで非常に幅広い領域を扱うということを紹介しました。

 次には、本編として、「最近の非行少年は変わったのか?」というテーマについて、公的統計や調査・実験などに基づいて、マクロな視点から見ていく方法と、事例検討などのミクロの視点から見ていく方法の両方について、簡単にご紹介しました。

 公的統計などからみていくと、「最近は少年による重大犯罪が増えている」、「非行の低年齢化が進んでいる」と、何となくマスコミなどで主張されているようなことがが、少なくとも量的な面からは正しくないことが明らかになります。そして次に、それでは、少年非行の質は変わったのかという点について、少年院で勤務する法務教官に対するアンケートの結果や、家庭裁判所の調査官が事例を元に考察した研究の内容を紹介することで、問題に迫ってみました。

 ごく短い時間の講義であり、雰囲気というか感触だけしかお伝えできなかったのではないかと思うのですが、参加者の方々は、熱心に聞いてくださっていたように思います。これが犯罪心理学、さらには心理学というものに興味を持ってくださるきっかけになれば、と思っています。

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