尚絅学院大学

人間心理学科 お知らせ

路上生活者自律支援セミナー参加 [人間心理 今井]

2017/05/08

 連休も終わりに近づいた週末に、特定非営利活動法人仙台夜まわりグループによる路上生活者のための自律支援セミナーが、仙台市福祉プラザで行われ、仙台市内の公園や駅舎、24H営業のファーストフード店、車上等で夜を過ごしている人々が沢山集まりました。

 定住する場所を持てない移動型の路上生活者は、夜間はコンビニなどをハシゴしたり、中心部のアーケード内を歩きまわったりして寒さをしのぎ、昼間は図書館や公共施設の休憩所等で休みをとっています。


 そのため靴の消耗の度合いは激しく、また、歩き続けてマメや靴擦れができても応急手当てさえできず、傷が放置されていることがほとんどです。以前には靴擦れが発端となって足が化膿し、切断寸前にまで追い込まれた例もありました。

 今回は宮城県民医連の協力を得て、「ほおっておいたら大変なことになる足の傷」と題して、足の保護、傷の手当の大切さについて、多賀城市の坂総合病院の工藤有希子認定看護師からお話をしてもらうことになりました。


 参加者は用意されたスライドに見入りながら、認定看護師の分かりやすいお話に聞き入り、セミナーの後に振る舞われた、ご飯食べ放題の弁当を頬張り、新しい靴や衣類をはじめとして全国の皆さんが送ってくださった生活支援物資を受け取り、それぞれの居場所に戻って行きました。
 


 こうした当事者本位の活動ができるのも、近隣地域の医療関係者やヴォランティア、全国の支援者の皆さんの協力があるからです。一人や二人ではできないことでも、多くの人々の協力を得れば出来ることが沢山あることを、いつもこうした現場から学ばされています。 

文責:人間心理学科 准教授 今井誠二

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