高校生のための“表現文化”入門講座
「読みたい」雑誌の魅力はどこにあるのか
数多く出版される雑誌の中から、「読んでみたい」「また読んでみよう」と選んでもらう雑誌を作るには、企画力がものを言います。編集のコンセプト(基本的考え方)をどうするか、テーマ設定をどうするか、特集は何にするかなど、さまざまな角度から検討します。取り上げる内容や情報のトレンドから詰めていくだけでなく、ターゲットとする読者層の生活行動や嗜好・興味の動向なども考えて、決めていきます。企画を立てていくには、自分の中に考え方や情報をたくさんストックしておく必要があります。また、一人よがりの企画にならないよう、他の担当者と話し合いを重ねてよく練っていくことも大事です。
魅力ある情報を集めるにはそれなりのやり方が必要
企画案が決定したら、次は企画を具体化するために内容を煮詰めていきます。どんな情報を盛り込むか、情報の入手先をどこにするか、または原稿を誰に依頼するかなどを検討します。それらのメドが立ったら、今度はページ構成と制作から出版までのスケジュールを決めます。これに従い、取材先に連絡して取材・撮影を行う一方、原稿を依頼する場合には連絡します。取材は、テーマに合わせてできるだけ内容を掘り下げてみたり、珍しい話題を拾うなど、新鮮な情報を収集するようにします。
情報は、表現次第でキラキラして魅力的になる
取材が終わったら、原稿制作に入ります。ページのレイアウトに合わせて原稿を書き上げ、編集担当者や取材先のチェックを受けて修正。それを写真と合わせてレイアウト。そのページ原稿を校正し、印刷へ回します。原稿を書く際には、ターゲットである読者に合わせて表現を工夫します。ページのデザイン・レイアウトも、読者の感性に訴えるよう心がけます。情報は表現次第で、イキイキと魅力的になるものです。表現文化学科では、「言語表現創作演習」などでこうした表現の方法などを学び、実際の雑誌づくりに反映できるのが魅力です。また、「メディア産業論」で出版業界のしくみを知ったり、「卒業研究」で実際に雑誌を制作してみたりすることも可能です。

