尚絅学院大学

チャペルから

尚絅学院大学 礼拝堂

宗教部からのお知らせ

本学では、キリスト教を土台とした教育を行っています。

ですから、講義のなかにキリスト教に関する科目が必修としておかれている他に、教育プログラムの一貫として「礼拝」が行われています。また、年間行事の中に各種の宗教行事が組み入れられています。

礼拝

本学院の建学の精神を理解し、その精神を内在化させるために、通常の礼拝出席は特に《価値あるもの》と位置づけられています。本学が、その目的、そして使命とするキリスト教の精神に基づく人間形成を、より有効に、より積極的に推進していくために、礼拝はもっとも中心的な宗教教育プログラムです。

礼拝を通して、一人ひとりがキリスト教の精神に親しみ、キリスト教的人生観・世界観・倫理観を正しく理解し、自己の品性を磨き、それぞれの人間形成に役立つことを願っています。

礼拝は、毎週月曜日と木曜日の10:30~11:05を通常の時間帯として、礼拝堂で行われます。1年次を「キリスト教集中年」と位置づけています。新入生の皆さんには、キリスト教をしっかりと体験していただき、尚絅学院大学の学生としての基礎を身につけていただきたく思います。主体的な志を持って出席してください。

また、礼拝は、司会者・奨励者・奏楽者と出席者全員が心を合わせて神の前に立つ時間です。各自、聖書と讃美歌を持参し、心を整えて臨みましょう。

宗教行事

水曜賛美礼拝 原則第3水曜日
水曜賛美礼拝は、学生の主体的な奉仕の場として始められ、各団体(聖歌隊、YMCAなど)が礼拝の企画を担当して行います。月曜日・木曜日の定期礼拝には授業のため参加できないという学生の皆さんにも参加いただける場となっています。
アドヴェントコンサート
クリスマスを待ち望むアドヴェントの期間に、聖歌隊によるコンサート、オルガンコンサート、メサイア演奏会など盛りだくさんの企画が行われます。
クリスマス礼拝
神のみ子、イエス・キリストの降誕をよろこび祝うクリスマス礼拝は、12月中旬に行われます。全学をあげて守られるもっとも大きな行事となっています。

聖歌隊

聖歌隊は宗教部の下で活動する尚絅学院大学を代表する合唱団(混声)です。

聖歌隊は礼拝・式典での賛美やクリスマスチャリティー・コンサート、宮城県立こども病院での演奏など様々な音楽を通した奉仕活動に携わってきました。日々よりよい音楽を創り出せるように練習を重ねています。教職員も参加しています。

月曜と火曜の夕方に練習を行なっており、礼拝堂の響きのなかでの歌声には、何にも代えがたい美しさと癒しがあります。是非、授業の帰りに礼拝堂を覗いてみてください。

尚絅の音楽の伝統は、初代校長アニー・ブゼルが「音楽は神に対する礼賛の表現であり、宗教と音楽は共に手を携えて歩み行くべきものである」として、音楽を重んじたことに始まりました。太平洋戦争中の総力戦体制下でも、自由な学校教育やその独自性が奪われるなか、ピアノや声楽の授業は続けられ、「尚絅らしさ」として音楽がキャンパスを満たしてきました。

世界が災禍(地震・津波やパンデミック)、戦禍に見舞われる中、今もなお音楽が果たせる役割があるはずです。平和を望む、協調や寛容、共感といったあり方は、どんな時も共に声と想いを合わせる合唱活動の通奏低音でもあり、「他者とともに生きる」ことを重んじる本学の建学の精神に基づく活動として位置付けられています。

是非、経験していた方も、初めての方も、私たちと一緒に礼拝堂での合唱を楽しんでみませんか。

聖歌隊指導者:高橋絵里(声楽家 アムステルダム音楽院卒業)

その他の活動

週日の昼休みなどには「ランチミーティング」や、YMCAやチャペルメイトのミーティング、授業が終わった夕方には、聖歌隊の他、ハンドベルクワイヤの練習などが行われています。また、映画会や学外の施設見学ツアー、カンボジア・スタディツアーなども計画されます。

詳しくは、年に数回発行されている宗教部便り「シャローム」でお知らせします。ぜひお読みください。