国際交流

【国際交流リレーエッセイ 第3回】 オーストラリアに暮らす卒業生

2018/07/17

国際交流センターでは、国際交流に関わる記事を定期的に掲載しています。
今回は、海外に暮らす本学卒業生で、オーストラリアに21年間在住している村上容子さん(1992年卒)に、元クラス担任としてお話しを伺いました。宮城県に帰省なさっていた6月29日にインタビューを実施し、以下の質問に答えて頂きました。

村上さんとお子様

村上さんとお子様

1. 卒業後なぜ海外に行こうと思いましたか。
姉が尚絅学院高等学校卒業後にアメリカに留学したため、自分もいずれは海外に行きたいと思っていました。

2. 本学での学びで、海外で役に立ったことを教えてください。
在学中、英文科に在籍しており、様々な授業がある中でも全部英語で授業を受けるという科目があり、英語の表現以外のことも沢山学べてためになりました。例えば、會澤先生の「人間関係論」などです。英語での授業には、一種のあこがれを感じていました。

3. 在学中にあったらよかったと思うような科目はありますか。
 国際交流活動のようなものや、実践的な英会話の授業がもっとたくさんあるとよかったと思います。

4. 在学中どのような海外研修制度があったらよかったと思いますか。
行き先を選べて、しかも手軽に参加できる海外研修です。当時、イギリス研修はありましたが、アメリカ研修はありませんでした。

5. オーストラリアに住むきっかけは何でしたか。
卒業後、アメリカに留学した後に、オーストラリアでワーキングホリデーをしたいと思い渡航しました。オーストラリアで働いていたギフトショップが就労ビザを出してもらえるよう正式に雇用契約をしてくれたことがきっかでした。

ゴールドコースト市内 

ゴールドコースト市内 

6. オーストラリア英語には慣れましたか。
滞在3年目で慣れました。

7. オーストラリア英語で何かおもしろい表現はありますか。
小学生の間でも頻繁に使われている表現に、Chillax.(チラックス)という表現がありますが、これは、Chill out.(落ち着こう)とRelax.(リラックスしよう)という2つの表現を掛け合わせ「落ち着いてリラックスしよう」という意味で用いられています。

8. オーストラリアで子育てをなさっていますが、教育のシステムで感心することはありますか。
今ゴールドコーストに住んでいますが、娘のアイラが小学生になる前に、プレップと いう小学1年生になる前の学年が同じ小学校内にあり、1年生になるための準備的学習をしてくれました。毎日9時から15時のスクーリングで、読み書き、音楽、美術、体育の他に自主性を伸ばす教育をしてくれたことには大変感心させられました。また、オーストラリアでは学びたいと思った時に何でも学べます。例えば、私自身40歳になってから保育士の資格を取りました。

9. 住んでみてよい点と不便な点は何ですか。
オーストラリアは、自然が素晴らしく、ビーチも美しいし、資源の豊かな国です。親日家も多く、人々もおおらかで、時間的余裕を持った生活をしています。小学校5年生から日本語を学ばせている学校も少なくありません。不便な点としては、デパートや商店は木曜日を除いて5時半には閉まってしまいます。また、日本のようなきめ細かな顧客サービスは、ありません。

10. 学生をグローバル志向にさせるためには、どうしたらよいと思いますか。
少しでも興味を持ったら、実際に行動に移すこと。いろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。

11. もし学生時代に戻れるとしたら何をしたいですか。
学生時代は、アルバイトに傾倒していたと思います。もう一度学生時代に戻れたら、様々なことを沢山勉強したいです。

ゴールドコーストハーバー

ゴールドコーストハーバー

追記:アメリカとオーストラリアの2カ国に留学し、その後オーストラリア在住を決めた村上さんは、とてもグローバルな方です。オーストラリアという広大な国で生きるたくましささえ感じさせられました。

「オーストラリア英語で何かおもしろい表現はありますか。」という問いには、小学4年生のアイラちゃんが答えてくれました。アイラちゃんに、将来何になりたいか聞いてみたところ、即座にMarine Biologist.(海洋生物学者)と答えてくれました。自主性や積極性を育む教育の現れなのかもしれません。将来がとても楽しみです。
 

(国際交流センター長 會澤まりえ)


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