国際交流

【国際交流】大連理工大学(中国) 長期留学報告⑧

2018/03/12

首藤加奈さんによる大連理工大学留学報告の最終回!
3ヶ月に渡る留学を終え、1月下旬に無事帰国しました。中国大連の年末年始の様子や最終試験の感想などに挑戦した様子をお伝えします。

【首藤さんからの報告】

 年末になり、日本では新年を迎える準備に追われる時期ですが、中国では旧正月(2018年は2月初旬)を盛大にお祝いするため、街の様子はほとんど変わりありません。
ニューイヤー花火は多くの都市で行われているようで、私も中国の友人と参加しました。いつもはこの時期は家族と過ごすので、友人と過ごす大晦日は初めてで、素敵な思い出になりました。
 しかし、あまりの人の多さに交通機関がほとんどストップしてしまい、2時間半かけ、徒歩で帰宅しました。これほど多くの人が移動する姿は初めて見たので、「歩き疲れた」という気持ちよりも、「これが中国の広さなのか!」など土地の広さや人口の多さに感心していました。帰路での友人との会話もとても楽しく、意義深い時間になりました。中国と日本の漢字の意味の違いなどを話しましたが、「勉強」は無理強いする、という意味になるそうです…!日本の意味での勉強は「学習」にあたります。

 年が明け、すぐに最終試験が行われました。科目は①総合中国語(単語、文法、リーディング等) ②リスニング ③ライティング ④会話の4つです。
 このうち、会話のテストがとても緊張しました。私は話すことは大好きなのですが、細かい文法や発音においてはよく間違えてしまうからです。そのため本番では頭が真っ白になってしまったのですが、これまで友人や先生と話した時の「楽しい」という気持ちを思い出し、とにかく伝えよう!と発表しました。採点基準に「流暢さ」も含まれるため、黙り込むより、間違えても積極的に話すことが大切だと思いました。
その結果、先生から「不错!没问題(悪くない、問題ないよ)」と言っていただけました。以前はよく「あなたの中国語はいくつか問題があるよ」と度々言われていたのでとても嬉しかったです。他の科目も90点以上の成績を修めることができ、この学期を悔いなく終えることが出来ました。
 
 この時点でただひとつ心残りだったのは「大連の地理をいまだ詳しく知らない」ということでした。そこで、帰国までの時間で大連の様々な場所を巡りました。これまでは断然徒歩派だったのですが、大連のバスや地下鉄の快適さをこの時期になって知りました…。バスは17円から
35円ほど、地下鉄は高くても100円ほどで乗ることができます。そして綺麗です。

 特に印象的だったのが、日本の歴史に関わりの深い「旅順」です。
 実際にこの目で戦いの痕を見ると、教科書で学んでいた時とは違い「当事者」として見ている気持ちになりました。
 傷付いた方々の痛みは、平和な時代に生まれた私たちには想像しきれないほどのものだと思います。だからこそ、歴史を忘れず、歴史に学んで、生きていかなければならないと感じました。
 また、こうして多くの人が様々な国に自由に行き来できる現代に感謝し、交流する上で互いの歴史に関して理解を持つことが大切だと思いました。


 わずか3カ月という短い期間でしたが、様々な出会いがあり、多くの経験を積むことができた機会でした。今後はこの経験を活かし、より海外と日本の結びつきが深まるように尽力していきたいです。
 このような機会をいただけたこと、ご指導、ご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。


(文:表現文化学科4年 首藤加奈)

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