国際交流

【国際交流リレーエッセイ 第10回】中日友好青年訪中団に参加して感じた中国

2018/11/19

国際交流リレーエッセイの第10弾は、連携交流課 佐々木未央が担当します。今回、中国駐新潟総領事館主催の「中日友好青年訪中団」に参加し、8日間にわたって中国の4都市を訪問する機会をいただきました。様々な訪問先で経験したことや感じたこと、現地で交流した大学生の様子などをご報告します。


■中日友好青年訪中団とは?
中国駐新潟総領事館が管轄する新潟県、宮城県、山形県、福島県の青年を中心とした中国と日本の青年交流事業で、次世代の中日友好の担い手を育てることを目的に開催されました。3回目の本年は10月24日(水)~31日(水)の8日間にわたって、黒竜江省ハルビン市、吉林省長春市、遼寧省大連市、北京市を訪問しました。この訪中団には4県の行政や企業の職員、大学生など計25名が参加しました。


【万里の長城で参加者の皆さんと記念撮影】


■表敬訪問
各都市の省や市政府、外事弁公室(対外的な交流をする機関)への表敬訪問を行い、訪中団の団長をつとめた森邦雄新潟県元副知事が高官の方々と会見する場に同席しました。日中の外交の一端を見る貴重な機会となり、これまでに日中の友好関係を築き上げるため並々ならぬ時間と労力が割かれてきたであろうことを感じました。黒竜江省ハルビン市では、黒竜江省副書記にお目にかかる機会があり、「まだ宮城県を訪問したことがないので、今後ぜひ訪問したい」と話していただきました。


【左上:黒竜江省副書記と宮城県参加者 右上:北京市外交部訪問 下:大連市人民政府訪問】


■大学訪問と現地大学生との交流
 ハルビン学院、黒竜江大学、大連外国語大学への訪問や、本学の協定校である大連理工大学の学生と交流する機会がありました。それぞれの学生との交流会では、お互いに日本・中国に対するイメージやそれぞれ関心があることについての意見交換をしました。


【上:ハルビン学院 中:黒竜江大学(学食・交流会) 下:大連外国語大学】  


 その際に感じたのは、中国で日本語を学ぶ学生は、日頃よりインターネット等で日本のメディアに触れる機会が多く、日本への良いイメージを持っているということです。例えば、空港でスーツケースを投げずに1つずつきちんと手渡すということに驚いたという意見や、インターネットを通じて日本のドラマや漫画をよく見ているので、好きな芸能人のコンサートを見に日本に行きたいという話など、関心の高さが伺えました。好きな有名人について聞くと、日本でも人気の俳優や女優、アイドル、声優、サッカー選手などを挙げ、日中の学生同士で盛り上がる場面もありました。
 大連理工大学は本学の海外協定校であり、学生の皆さんとは、本学に在籍していた交換留学生の話や、9月に本学学生が参加した「大連国際交流実習」の話など大いに盛り上がりました。J-POPの曲を披露してくれた学生もおり、日本文化への関心の高さに驚かされました。
 それぞれの交流は短い時間で名残惜しい気持ちでしたが、直接現地の大学を訪問したり交流することができ、お互いの共通点や、興味深い相違点などに気づき、より中国に親しみと興味を抱くようになりました。


【上:大連外国語大学の学生と一緒に 下:大連理工大学の学生との交流】


■史跡や各種施設の見学
 今回、様々な史跡や施設を訪問する機会がありました。12世紀の金王朝の歴史を伝える「阿城金上京歴史博物館」(ハルビン市)、中国の文化・慣習の展示や磁器などの美術品を展示する「首都博物館」(北京市)といった博物館、ラストエンペラーとして歴史に名を残す溥儀の暮らした「旧満州国皇宮」(長春市)、北京市の万里の長城、紫禁城、天安門、頤和園(いわえん)など有名な史跡を視察しました。
 他にも、多数の虎がサファリパークのように放し飼いになっている「東北虎林園」(ハルビン市)や、日本車を生産している「一汽トヨタ工場」、国家主席などが演説する際に乗る車が展示されている「一汽紅旗展覧会館」(長春市)など多様な施設を見学しました。今回見ることができたのは、中国の長い歴史や多様な文化の一部ではあると思いますが、全ての史跡や施設の規模の大きさや美しさ、そして現在まで残されたその姿に感銘を受けました。

 訪中団ではここでは報告しきれないほどの経験ができ、私自身、中国への興味関心が高まりました。歴史や文化、語学、日本との関係などまだまだ勉強不足であることにも気づかされ、さらに知識を増やしていきたいと感じています。今回出会った中国の皆さんはもちろん、一緒に訪中団に参加したかけがえのない仲間との出会いなども、私の宝となりました。中国駐新潟総領事館をはじめ、本訪中団に関わった全ての皆さんに感謝いたします。