尚絅学院大学

「日本語で留学生と楽しく話そう♪」日本語学習会⑨の報告


 今年度最後の日本語学習会が12月11日(金)に行われました。
 司会は環境構想学科の大川先生、プレゼンターは中国からの留学生の生活環境学科4年生の呉美燕さん、現代社会学科4年生の崔シンさん、子ども学科2年生の劉暢さん、現代社会学科1年生 の李元博さんでした。

「瞬間」~呉美燕さん

 呉さんは、「瞬間」というテーマで、一瞬一瞬を大切にしたいというおもいから「特別に体験した瞬間を大切にしてください。」というメッセージが伝えられました。4年生ということで、今は苦しいながらも卒論の仕上げに頑張っているようです。この頑張りが社会にでてからも大きな力となることを願っています。

「日本での就職」~崔シンさん

同じく崔さんは、「日本での就職」というテーマで就職活動の様子を語ってくれました。これまでの経験を自信に、あきらめずに前向きに進むことが大切であることや、日々の積み重ねが最後の成功への道に繫がることを話してくれました。今回の就職活動を通して、実体験した崔さんの実感のこもったお話でした。

「留学生活の思い出」~劉暢さん

3人目は、子ども学科の劉さんでした。劉さんの話は、「留学生活の思い出」として日本語のなかでもとても便利な言葉「はい」についての面白い体験談でした。日本語がわからないまま日本にきて間もない頃、スーパーで「袋は必要ですか」と質問された時、即座に「はい」と答えたところ袋をもらうことができたそうです。またある時「袋は大丈夫ですか」と質問され、また「はい」と答えると、今度はもらえなかったというお話でした。同じ言葉の「はい」でもその時の状況や質問の内容が違うと、意味は違ったものになります。また、日本に来ている韓国やベトナムの留学生と知り合いになり、楽しく話ができたことなど中国以外の留学生との思い出を話されました。

「沈陽」の紹介~李元博さん

最後のプレゼンターは、李さんでした。故郷である「沈陽」の紹介でした。中国東北地方の経済や文化の中心となっていることや、秦の時代の遺跡がたくさん残っていることなどが話されました。

まとめ

 日本での就職内定を果した4年生の話からもわかるように、留学生が日本で就職するためには、日本語の能力を高める必要があります。そのためには、日々の努力が必要です。具体的には日本人学生との交流会やこのような学習会に積極的に参加し、書く力、聞く力、話す力(原稿を読むのではなく、自分の言葉で話せるようにする)を養うことです。このことは、就活だけでなく毎日の授業の理解やレポートの作成時にも役立ちます。今回参加した教員からも「日本語の上達を目指そう」とメッセージをいただいています。日本でのそして尚絅での学生生活を意義あるものにするために、微力ながら私たちも力になりたいと思います。
今年度9回の学習会を行いましたが、プレゼンターとしてスピーチをしてくれた留学生の皆さんありがとうございました。また一緒にがんばりましょう。

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