尚絅学院大学

「日本語で留学生と楽しく話そう♪」日本語学習会⑦の報告


今回はベトナム人留学生のレ ティ トィ キョウさんとモンゴル人留学生のザルガバトール アラタントールさんが発表者となり、それぞれお国事情について興味深いお話をしていただきました。

ベトナム人留学生のレ ティ トィ キョウさんは、日常生活における「死」の取扱についての、日越の違いについてのお話でした。例えば、日本では人生のエンディングである「終活」について日常的に語られていますが、ベトナムでは「死」は縁起の悪い、忌み嫌うものとして一般的にタブー視されているそうです。確かに日本でも、時と場合によって使い分けているところはありますが、最近では大手総合スーパーが「終活」のCMを流し、テレビ番組で取り上げられることも珍しくはありません。この世に生まれた限りは誰もがいつかは鬼籍に入るのですが、日本人はその時が来た時に周りの人たちに迷惑をかけないようにという思いやりの心であるとキョウさんは感じたようでした。
モンゴル人留学生のザルガバトール アラタントールさんは、母国のモンゴルについて、写真を交えて紹介してくれました。面積は日本の約4倍で、国土の80%が草原、都市部で生活する人も増えていますが、今でもゲル(組み立て式の住居で移動に適している。)で遊牧生活を送る人たちもいます。それらに憧れて現地を訪れる数多くの観光客のうち、一番多いのが日本人だそうです。冬場は-40℃の極寒の地となり、夏場は30℃に達することもありますが、空気が乾燥しているため日本の夏のようにジメっとしていません。モンゴルでは馬がとても大切に扱われていて、日本で有名な童話「スーホの白い馬」に登場する“馬頭琴(ばとうきん)”は、木材と馬の尾の毛で作られた楽器だそうです。主食についてたずねたところ、冬場は主に羊の肉を、夏場はチーズなどの乳製品を多く摂るそうです。
この日の学習会は、予定時間をオーバーしてしまうほどの盛り上り様で、最後まで楽しい時間を過ごすことができました。キョウさん、アラタンさんはお疲れ様でした。参加して下さった教職員、留学生、日本人学生のみなさん、ありがとうございました。
 

サイゴン市内(ベトナム)

サイゴン市内(ベトナム)

ハロン湾(ベトナム)

ハロン湾(ベトナム)

湖と大地(モンゴル)

湖と大地(モンゴル)

砂漠とラクダ(モンゴル)

砂漠とラクダ(モンゴル)

ページのトップへ