尚絅学院大学

「日本語で留学生と楽しく話そう♪」③報告

7月16日(木)にカフェうめてりあにて「日本語で留学生と楽しく話そう(^_^♪」③が開催されました。留学生4名、学生4名、教職員8名の計16名が参加し楽しいひとときを過ごしました。

キーワードは「情報」

今回は2名の留学生がスピーチをしてくれました。1人目はベトナム出身の現代社会学科1年生ブイ・ルオン・クエットさん。「情報」をキーワードに、ビデオで聞いたホリエもんの話から情報(=知識)を収集することの大切さを感じたことを話してくれました。自分は今まで情報収集を怠ってきたため、考えの根拠になる知識が少なく自分なりの判断が出来ない…そんな自分を悔やむこともあるが、過去を悔やんでも仕方がない。『未来を恐れず各に執着せず今を生きたい』と真摯に語っていました。スピーチを聞いた学生教職員からは、自分も情報収集の大切さを痛切に感じている、ネットは便利だがその利便性に惑わされないようにしなければいけない、といった感想が挙げられました。

現代社会学科1年生ブイ・ルオン・クエットさん

現代社会学科1年生ブイ・ルオン・クエットさん

キーワードは「初心」

2人目は中国出身の生活環境学科2年生呉 丹玉(ゴ タンギョク)さんがお話してくれました。キーワードは「初心」。かの有名なスティーブ・ジョブズは初心をもつことはとても素晴らしいことだと言っている。日本語学校の卒業式でも校長先生に初心を忘れないでと言われたことを覚えているそうだ。初心を貫ける人が成功するのかもしれないが、これから成功するかどうかよりも初心を忘れずに頑張っていきたいと志を語ってくれました。また、なぜ日本語を勉強しようと思ったのかという質問に対し「自分の世界は狭かった。世界について知らないことがあまりにも多すぎたのです。」と語っていたことがとても印象的でした。話を聞いた学生教職員からは、初心は決して忘れてはいけないものであることや、自身の体験から初心を忘れない大切さを感じたことがあるという感想が挙げられました。

生活環境学科2年生呉 丹玉(ゴ タンギョク)さん

生活環境学科2年生呉 丹玉(ゴ タンギョク)さん

会の終盤には、聖書に「隣人を自分のように愛しなさい」という言葉があるが、母国の言葉で何か好きな言葉はあるかという話題になりました。驚きだったことは、どの国にも周りの人を愛し大切にしなさいという意味合いの言葉があるということです。国は異なっても人として大切にしている「心」の部分は同じであることが伺えました。


カフェうめてりあ企画として始まったこの企画も前期3回目の開催を終えました。3回の交流会を通して、留学生の熱意や考え、不安等を教職員や学生が共有できたことは大変意義のあることでしょう。留学生にとっても、学生のみならず教職員一人ひとりからじっくり考えを伺える貴重な経験になったと思います。留学生との交流を通じて、日本人である私たちも学ぶべきことは多々あります。皆さんも、留学生を見かけた際には声をかけてみてはいかがでしょうか。

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