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土田先生、ウクライナ共和国第二代大統領から功労感謝状授与

2018/04/13

ウクライナ共和国のハリコフで開かれた国際音楽祭「ラフマニノフとウクライナ文化」で演奏してこられた土田先生からの報告です。
本当にすばらしい!
この時の模様がテレビ番組になって放映されました。Youtubeにアップされていますのでご覧ください。(約12分間)

第20回ラフマニノフ生誕145周年記念国際音楽祭

今現在、ウクライナ東部では内戦が長引き、人々の心は傷付き大いに疲弊しております。まるで旧ソ連時代を彷彿とさせるような貧困に加えて戦争という惨事が人々を苦しめているのです。
 
そのような状況の中、ラフマニノフの二大ピアノ協奏曲(第2番&第3番)を一晩で弾き切る「第20回記念ラフマニノフ生誕145周年記念国際音楽祭・ラフマニノフとウクライナ文化」の開幕演奏会のチケットは事前に完売となり、全曲を弾き切った後は800人満員の聴衆にスタンディングオベーションで迎えられました。
心の傷が深い分、愛に溢れるラフマニノフの音楽が響いたのでしょう。


ラフマニノフの二大ピアノ協奏曲を一晩で演奏

ラフマニノフの二大ピアノ協奏曲を一晩で弾くことはピアニストにとって至難の業です。僕自身にとっても人生最大のプログラムへの挑戦でした。
他にアメリカから全米ラフマニノフコンクール第一位のイヴァン・モシュク、フランスから『リヒテル』の著者ブリューノ・モンサンジョン、ドイツからチェリストのアレクシイ・シャドリン他が音楽祭に出演し、モスクワ音楽院の教授陣も学術シンポジウムに参加しました。

ソロリサイタルとマスタークラスと…

翌日は「セルゲイ・ラフマニノフ——涙の軌跡」と題するソロリサイタルを同じ会場で開きました。
その翌日はマスタークラスとミニコンサートをプレミアム・パレスという会場で開きました。

ウクライナ共和国第二代大統領から功労感謝状を授与

これらの活動に対して、ウクライナ共和国第二代大統領から功労感謝状を授与されました。
クチマ元大統領はウクライナで最も在任期間の長かった大統領であり、国民からは「あの時代は平和で良かった」と今でも尊敬されている大統領です。

ウクライナおよび全世界の平和を願ってやみません。(土田)


感謝状
ツチダサダカツ殿
多方面にわたる才能と、華麗なる芸術的技能に対して
ウクライナ共和国第二代大統領レオニード・クチマ
2018年3月30日

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